ClINIC 外来診療のご案内

足の外科スポーツ専門外来

足の外科スポーツ専門外来とは
足の外科スポーツ専門外来とは

足首から足趾までの様々な問題(変形や痛みなど)をお持ちの患者様を保存治療(リハビリ、装具、薬物療法)や手術療法で治療する整形外科です。
まだまだ日本では足の外科医が少なく、聞き慣れないことと思いますが、生活様式が欧米化している現代において、足のトラブルは比較的多く見られるようになっており、そのような足の症状をお持ちの患者様を対象に治療を行っております。
診断にはエコー、レントゲン検査、CT検査、MRI検査などの画像診断を積極的に取り入れております。

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対象の疾患

非常に多彩で、変形性関節症などの変性疾患や外反母趾、外傷などによる足部変形や機能障害、足関節捻挫、足関節靭帯損傷や腓骨筋腱脱臼などのスポーツ障害、関節リウマチなどの炎症性疾患などの治療を行っています。

足部、足関節の治療

リハビリテーションや装具療法(靴やインソール、サポーターなど)による保存療法と手術療法のどちらも等しく重要です。手術療法はリハビリテーションを行うことができない足に対する前段階の治療と考え、術後のリハビリテーションは特に重要です。年齢や性別に加え、活動度や生活習慣、職業、スポーツなどを考慮して、患者さまの生活の質を向上させるために最も適切な治療法を選択することが重要と考え、患者様とよく話し合い、様々な治療の組合せを提案しながら、丁寧な診療を心がけております。

保存療法
まず治療の第一選択であり、薬物療法、リハビリテーション、装具療法などの組合せで治療していきます。特にリハビリテーションは重要で物理療法と理学療法を専門の理学療法士が担当し、症例によって重心動揺計での重心動揺の計測や足圧の計測を行い、治療効果判定に役立てています。また手術後のリハビリテーションも早期復帰、再発予防のために非常に重要と考えております。
手術療法
治療期間の短縮(早期退院、早期社会復帰、スポーツ復帰)や術後の疼痛の軽減を目指し、積極的に関節鏡を用いた低侵襲な手術を心がけております。靭帯損傷や骨折などの外傷やスポーツ障害に対する手術治療をはじめ、関節固定術や外反母趾矯正術など様々な手術を行っております。
スポーツについて
“病院に受診するとスポーツ活動を中止させられるのではないか”、“どうせ病院を受診しても電気治療だけなら整骨院のほうがましじゃないか”など病院受診を最初から諦めているスポーツ選手も多く見受けられますが、どのスポーツ活動においても足は非常に重要であり、たとえテーピング等で何とかプレーが可能であったとしても問題を抱えた足では最高のパフォーマンスを発揮することは困難です。我々は単なるスポーツ復帰ではなく、最高のパフォーマンスを発揮できるように足の問題を解決したいと考えており、リハビリスタッフとともにスポーツ復帰をお手伝いします。
足の痛みで悩まれている患者さんは数多くおられると思います。ところが膝や腰と違い、病院に行かずに我慢して、いよいよ我慢できなくなってから受診される患者さんや、どこに受診したらいいかわからないでおられる患者さん、一度病院を受診してみたが、よくわからないと言われて困っている患者さんなどいろいろな方が多いのが現状です。早期であれば手術などをせずに保存治療が著効する場合も多くありますので、足部・足関節の疾患にお悩みの方は一度御相談ください。

足の外科担当医

田中博史
田中博史TANAKA HIROFUMI
出身大学
佐賀医科大学
資格
  • 日本整形外科学会専門医
  • 日本スポーツ協会認定スポーツドクター
  • 日本整形外科学会認定スポーツ医
  • 日本足の外科学会評議員
  • Jリーグサガン鳥栖チームドクター
  • 佐賀県サッカー協会医事委員
  • 九州足の外科研究会 世話人
  • 日本運動器SHOCK WAVE研究会 世話人