本多 医師

一般内科 勤務日:月・木曜日午後

一般内科本多先生立ち姿

本多 信茂(ホンダ ノブシゲ)

 医療とは基本的に地獄に入り地獄で苦しんでいる人たちを助けようとする仕事と考えています。

上の文章は禅の言葉で、禅では人は自我とものを有るものとみなしてそれに執着し、執着するがゆえに思いのままにならない苦しみに陥るが、本来、自我やものは実体のないものであり、空であるとします。 空であれば特に涅槃に住まおうとすることもなく生死の苦界、不浄の娑婆にも自由に出入りし、人々の苦悩を救おうとすることができます。そしてその何一つ実体のない世界、夢、幻にも等しい世で、ひたすら人々の苦悩に同苦して一所懸命に働く決心が「空華の万行を修す」です。

我々が自分の意識を覗いたとき、それはどこまでも深く果ては見えません。しかたなくこの意識の中に自分で境界線を引いてその内側を自分としていますが、ユングが明らかにしたように我々は潜在意識でつながっている。となると意識とは他をもたない単独者であり我々とは一者ということになります。

我々は他人を助けようと理屈で考えて行動する前に、本来そうせずにおれないのです。

というわけで医学の情報、エビデンスの絶えざるアップデートを基礎として、原理的に予測不可能なこの複雑系の世界の中で25年間、医療に携わり研いできた直感を駆使しながら日々格闘しています。

<経歴・資格・免許等>
長崎県諫早市 佐藤病院 副院長